移動経路

京都 舞鶴→A.福井 美浜町海岸沿い→B.福井 河野シーサイドゆうばえ温泉→D.福井 河川敷

4月25日 – 舞鶴出発!そしてパンク

朝起きて、舞鶴から出発した。今日は福井県を進む予定。

今まで北海道でしか自転車旅はやったことがなかったから、街並みも植生も新鮮で面白い!
北海道に竹はほとんどないので、竹林の見るとどうしてもテンションが上がってしまう。

また、瓦屋根の街並みも目新しくて、植物も北海道では見ないものが多いくて、眺めているだけで楽しい!

テレビドラマの影響か日本海はもっと白波が立っている荒々しいイメージを持っていたけれど、実際にはすごく穏やかで透き通った美しい海で感動した。
海岸の岩肌がごつごつしている感じはまさにイメージ通りの日本海。

特に福井県の城島公園の海は、沖縄のような透明感だった!
少し奥には明鏡洞と呼ばれる巨大な岩の門があり、門と門の向こうの空が水面に反射する様はまさに明鏡で、とても神秘的。

この日は天気が良くて、公園でピクニックする親子もちらほらいて、鯉のぼりも上がってる。

こんな日は草っ原で寝っ転がって昼寝したら気持ちいだろうなぁ。

しばらく自転車を漕いで、この日は初めてのトラブルが発生した。
若狭町の手前の田舎道、海沿いの長閑な道を進み、山の中の激坂を登っていたときのこと。
一度も足をつけずに頑張って上がってみようと全力で漕いで上がっていくと、突然前タイヤからプシューッという音がして、空気が抜けてしまった。

…幸先わるいなあ!
皮肉にも目の前には若狭町の境界の標識。


畑の駐車スペースをお借りして、荷物を全て下ろしてパンクを修理する。

既に日が傾き始めていたので少し焦った。さすがに山の中で日が暮れるのが嫌なので、大急ぎで対応して、なんとか30分で完了。
幸い、激坂はほぼ登りきっていて少し上がれば下坂だったので少し救われたかもしない(笑)

パンクした場所から1時間ほど進むとファミリマートがあったので、そこで今晩のお酒とつまみを買いに寄った。買い物を終えて店から外に出ると思わず目を奪われた。

地平線へ少しずつ沈んでいく太陽、黄金色に染まる空、田畑の水面に反射する空、その景色をじっと眺めていた。
この夕日を見れただけで、ああ今日頑張って良かったと、そんな風に思えた。

買い出しの後、温泉に行こうと福祉施設へ日帰り入浴しに行ったけれど、営業時間が終了していてがっかりして、しょうがなく海岸まで走って浜辺でキャンプすることにした。

すでに日は暮れていて暗い中を進んでいくと、お地蔵さんがずらーっと並んでいる場所があり、ビビりながら横を通過。
薄暗い中で想像力が掻き立てられ、余計にビビってしまった。
小学生の頃、なんてことのない夜道でもこんな感じで怖がっていたこと懐かしく感じた。

GoogleMapのストリートビューで確認したらこれ↓↓↓

こんなの知らずに夜道で見かけたら怖いわ!

4月26日 – もう耐えられません!懐かしの麻婆豆腐

海岸に張っていたテントを撤収して出発!
朝露でテントが濡れていて乾燥させるのに時間がかかってしまった。

朝食を食べてなかったので、ファミリーマートで軽くパンとコーヒーを食べた。

出発して1時間ほどして、ふと久しぶりに荷台の状態を確認したら、とんでもない角度に金具が曲がっている。
よくこれで何事もなく走れていたなあ、感心感心。
なんで驚かないの?って?
こうなることは分かっていたからさ!

状態を確認すると、
小樽のフェリーターミルで見た時より更に曲がっていて間違いなく限界の状態。

根本解決にはならないけれど、クランプと荷台を繋ぐ金具をより厚いものに交換することにした。

ホームセンターの駐輪場で荷物を下ろして黙々と修理していると、いろんな人が心配して声をかけてくれた。
その心遣いに励まされながら修理。

一旦これで問題なさそうなので、荷物を積み直し!
気がつけば時刻は12:00で2時間も経っていた。

時間もったいねえ!とか思いつつも、腹の虫が鳴いているので、近くにあったミニストップで適当にカップ麺を食べて再出発した。

国道8号線沿いをずっと進む。

慣れない自転車と運動不足が祟って全然体力が続かない。
走っては休んで走っては休んでを20kmごとに繰り返す。

目的地付近のファミリーマートで夕食の材料を買おう!とか思って意気揚々と中に入ったら、
(何このファミリーマート…)
内装がコンビニというかまんまスーパーみたいな感じで生鮮とか野菜とか品揃えが良くてびっくりした(゜o゜;

豆腐、ネギ、ひき肉、お酒、つまみを購入して店を後にした。

ファミリーマートから少し進むと目的地の温泉「河野シーサイド温泉 ゆうばえ」に到着した。

さあ、風呂だ風呂だ!
ε三╰( ‘ω’)╯

入浴料を払う際、受付のおっちゃんに野宿スポットないか聞いてみたところ、目の前の海水浴場の駐車場か公園にテント張ってええよ!とのこと。
(エェ、ホント ニ ダイジョウブ?)
とか思いつつ話を聞くと、よくテント張ったり、車中泊している人がいるんだとか。

地元の方の言質もとれたので、まあ安心!
今日は公園の一角にテントを張ることにした。

ちなみにこの公園はトイレもすぐそばにあってとても楽ちん。

この日の夜は麻婆豆腐を作ることにした!
高校2年生の時に初めて自転車で10日間ほど旅した時によく作っていたから、ふと食べたくなったのだ。

高校生2年(2019.08.02)の時の懐かしの写真
↓↓↓

はこだて未来大学のオープンキャンパスに行くための手段にチャリを選んだ僕は、今思えばとてもアホ(笑)
オープンキャンパスで意外と親同伴の人多くて、自分だけスポーティな格好で、真っ黒くて、汗かいてて、居心地悪かったなあ…。

なんで汗かいてるかって?拠点にしてたキャンプ場から大学まで30kmあったからだよ_(:3」∠)_

というわけで!懐かしの麻婆豆腐をやろうじゃないか。

まあ、CookDoの麻婆豆腐の元を使っているので失敗することもなく、美味しくできた。

麻婆豆腐と一緒に飲むビールは最高!

ただ日本一周始めて思うのは、物価高ぇ…ってこと。
あの頃(2019年)に比べて現在は食材にしろ何にしろ価格が1.5倍から2倍になっていて、買い物していて全てが割高に感じる。

円安つらいよ…

4月27日 – 大迫力の鉾島と初めての河川敷野宿

朝起きてテントから出ると、海岸でSUPをしている人や釣りをしている人がいた。
どっちも人生であまりやったことがないから、やってみたい。
そんなこと思いながら朝飯を頬張る。(*´༥` *)モグモグ

この日のルートで印象的だったのは、やはり小鳴門や鉾島。
日本海の中でも異質で、迫力があって、目を惹きつけられた。

小鳴門はアーチ型の岩でとても大きく、どうやってあの形状ができたのか不思議だ。

鉾島は地面が隆起してできたらしいが、昔とんでもない地殻変動でもあったんだろうか?
そのくらい迫力があって格好いい。

何千年も昔。かつてこの地で、邪悪な存在と伝説の錬金術師が戦い、勝利したが、敵が消滅するのと同時に、力尽きた。そして、その戦いの跡を後世大事に守ってきておったが、そのこともいつしか忘れられ、、、
今では有名な観光地になっておる!フォッ!フォッフォッフォッ!

って感じで、なんかの物語の冒頭に出てきそうな柱状の巨大岩。

はい!ごめんなさい、気を取り直しまして!

鉾島は上のほうまで登ることもできるらしく、実際に登ってきました。

結構、観光客がたくさんいて、みんな一様にはしゃぎながら登っていく。

遠目に見るのと近くで見るのとでは迫力が全然違って楽しかった。

鉾島から少し先に進んだ道中、パーキングを通りかかろうとすると、ちびっこに突然「これあげるー!」と声をかけられた。

思わず止まって受け取ると、大阪限定のベビースターラーメンだった。
走り去って行くちびっこ。

(えぇ、これもらっちゃって大丈夫なの?)

近くに親御さんがいないかとあたりを見回すと、車からこちらを見ていた。
頭を下げるとご家族全員降りてきてくれて、少し立ち話をした。
日本一周をしていることや、ブログを書いていること、これからどこに向かうか。
子どもたちが自転車に興味津々で、色々なとこを突かれたり、看板のQRコード剥がされそうになったり、質問攻めにあったり、てんやわんや。

ベビースターは貰っていいらしい。
子供のおやつを自分が貰うのどうなんだ?と思いつつ、「ありがとうございます」とお礼を言った。

今日の宿泊地は海水浴場にしよう!海といえば焼き肉でしょ!という安易な考えで、福井県のとある海水浴場にやってきた。
到着してみるとやたら人が多い割にテント張っている人はだれもいない。
(テント張って大丈夫なんだろうか、、、)
と思いつつ、自転車から荷物をおろしてテント設営をした。

さて、さっそく焼き肉しましょう!とお米を炊いて、お肉を焼いて、そんな時ふと本当に泊まって大丈夫か不安に駆られた。

少し調べてみることに。
あんまり情報がないし、どこにも駄目って書いてない。なんだ、杞憂かと思ったその時!
「テントの設営は禁止」の文言を発見。

テント設営しちゃったしどうしよう、、、、白を切って今日はここで宿泊するか、移動するか。

今思えば、そこでキャンプしても朝早く撤収すれば全く問題なかったと思うけれど、変に真面目になってしまった僕は10km先の河川敷に移動することにした。

焼いてしまっていた肉と米をモリモリ食べては急いで撤収。

河川敷に到着した頃にはすでに日は暮れていて真っ暗。
ヘッドライトを頼りにテントを設営し、その日は眠った。
直近で雨もなく、上流にダムもなかったので大丈夫だろうとは思っていたけれど、初めての河川敷にキャンプに、氾濫したらどうしようと不安になった。

朝方とても冷え込んで、朝方寒くて目が覚めた。

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