#005 旅の始まりと舞鶴の出会い

#005 旅の始まりと舞鶴の出会い

こんにちは。お久しぶりです、旅つづきです。
しばらく投稿できておらず申し訳ないです。
これまで四本ほどブログを投稿していましたが、あの粒度では書き続けられないということで、
これからは日毎ではなく、ある程度ポイントを絞って、最初からブログを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
1〜4の元々の記事に関しては後々非公開にしようかと思います。

4月23日 – 出発の日

いよいよ出発の日。
朝からソワソワして落ち着かない。
荷物をまとめ直したり、自転車に積んでみたり、足りないものを最終チェック。
日本一周の看板も置いてみた。

うん、いい感じ!様になってる!
荷物は最終的に24kgもある。果たしてこの重さにタイヤとか荷台が耐えられるのか不安だなぁ。

フェリーが23:30に出航なこともあり、実家を出発するのは14:30を予定。
あとはゆっくりと行きたいところだけど、出発前足りないものがいくつかあったので買い物に行ったり、母親とカレーを食べに行ったりした。

DIYO スパイスダイニングというお店。
写真のナンはチーズたっぷりのチーズナン!
最初の1枚は最高に美味いけれどカロリー爆弾すぎて後々お腹壊さないか心配になる系(笑)
結構辛めにしたから、汗を頬に滴らせながら、夢中になって食べた!
(っ ´ー` c)=3オナカ イッパイ

時刻は14:30、家の前で記念撮影して実家を出発した。

まずは彼女とのお別れのためにJR星置駅まで向かう。
道中、窓からがんばってー!と初めて声を掛けてもらったりしたけど、嬉しい反面まだ慣れなくてちょっと気恥ずかしくて、あまりいい反応ができなかった(笑)

JR星置駅に到着して、駐輪場に自転車を停めているとやけに人慣れした狐を発見!
後ろをずっとついてくると思ったら、道の脇の草っ原で丸くなってくつろぎはじめた。

すごいもふもふしていて可愛い!(◜◡◝)
撫でたい衝動を抑えつつ写真を撮って、下で待っている彼女のところへ向かった。

星置駅は高低差のある駅でさっき自転車を停めたのは上の入り口の方、彼女は下の入り口で待っていた。
出発前最後にお別れをしようと待ち合わせたけれどまったくのノープランだった僕。
うーん、どうしようか…と辺りを見回すとCOOPの前でクレープの販売車があったので、クレープを買って、近くの公園で一緒に食べることにした。
公園のベンチに座る。クレープは生地が思ったよりも分厚く、モチモチで具沢山だったので食べ応えがあって美味しい!
食べながらいつもと変わらず他愛もない話をして、いつの間にかクレープを完食した。

さて、そろそろ出発するか。

彼女は「折角行くんだから、半年と言わずにしっかり楽しんでおいで!!」と言って笑顔で送り出してくれた。
その言葉を聞いて、「これから日本一周が始まるんだ」と実感が湧いてきて、寂しさと不安、そしてワクワクが入り混じった複雑な感情になった。

見慣れた石狩湾新港が、小樽の街並みが、いつもより寂しく感じた。

フェリーターミナルに向かっている途中LINEが来て、同期が見送ってくれるという。小樽からは1人で出発すると思っていたから見送りに来てくれることが嬉しかった。

フェリーターミナルに到着してまず不安だった荷台の確認。
荷台は固定用ネジ穴が歪んでしまっているので、応急処置としてパイプ部分にクランプと延長の金具をつけて固定したが、石狩から小樽までのたった30kmで荷物の重量に耐えきれずに金具が曲がってしまっていた。
うーん、、、今はどうすることもできないので、舞鶴に到着してから考えることにしよう!(現実逃避)

ターミナルで夜ご飯を食べたりして待っていると、同期たちがやってきた。
2,3人で来るのかと思っていたら、どうやらお昼くらいから声をかけて人を集めてくれたみたいで、湊さん、駿さん、瀬戸くん、日野さん、早坂さん、宮本さん、大室さん、の7人が見送りに駆けつけてくれた。
どの人もビットスターでとてもお世話になって、仲良くしていた人たち。

思わぬサプライズで本当に嬉しかった!
ありがとうございました!

一緒に記念撮影をしたり、仕事の近況を聞いたり、これからのルートについて話したりする。みんなが笑顔で見送ってくれて、出航の時間まで楽しいひとときを過ごした。

こんなにもたくさんの人に見送られるとは思っていなかったので、「日本一周を全力で楽しんでやり遂げよう」と心に誓った。

4月24日 – 舞鶴での出会い

フェリーに乗って日本海を渡る間、インターネットが使えない。
いかに自分が「スマホの虫」になっていたかを実感!
思えば、暇つぶす方法がいつしかスマホになっていて、幼い頃はどうやって楽しんでいたのだろうか…
何もなくてもどこでも遊べた子供ってすごいなぁ。

久しぶりのデジタルデトックスということで、船では大浴場でゆっくり温まって、読書を楽しんだり、ピアノの演奏会を聞きに行ったりした!
物理的にインターネットが使えない環境は普段と違うことをしようと頭が働くから面白くて良い。

21:00頃、舞鶴港に到着して今日の宿泊先である「舞鶴ゲートウェイ」に向かった。
宿の前で自転車から荷物を下ろしていると、外出から帰ってきたおっちゃんたちに声をかけられた。
「日本一周するんだ!」と話すと面白がってくれた。
その後、部屋に荷物を運んで、共有スペースで一人でつまみとビールを楽しんでいると、ふと声をかけられた。

先ほど入口で会った方のようで、名前は村田さんで、革細工の会社をやっているそう。
舞鶴へは『MAIZURU PLAYBACK FES. 2024』の装飾の仕事を知り合いに頼まれてここに宿泊しているらしい。
話を聞くと革細工が好きすぎて起業して、なんとか3年で食べれるくらいになったりとか、他にも色々な話を聞いてすごく刺激を受けた。

自分のことについても色々話した。
「なぜ日本一周をするのか」「ビットスターでの仕事のこと」「辞めた経緯」とか他にも色々。
少し自分ばかり話しすぎた気がするけど村田さんは聞き上手で、それをうんうんと聞いてくれた。

最後にお礼に旅つづきステッカーをお渡しした。

部屋に戻って村田さんのオンラインストアを覗いてみると、高級な革製品が並んでいる。それぞれを一つ一つを手作業で作っていると思うと、感慨深いものがあった。

人との出会いは刺激を受けられて楽しい。これが旅の醍醐味だと思う。やはり今しかできないことってきっとあって、歳を取れば取るほど何かしらの理由で不自由になる。今しかできないことを全力でやろうと心に決めた。

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